サラリーマンからタクシー運転手に転職して

私は都内の某企業に勤めていたサラリーマンでした。
田舎から東京に上京し、ただなんとなく就職した会社で毎日退屈な日々を過ごしていました。

日々同じような雑務を押し付けられ、仕事に遣り甲斐を感じず10年が経ちました。もともとこれといったスキルもなかったので会社での立場は居ても居なくても変わらないような存在でした。

ある日同じく東京に上京した友人と久しぶりに再会しました。きっかけはSNSです。彼は非常に生き生きとしていました。

今、何の仕事をしているのかたずねるとタクシードライバーをやっていると言われました。東京では移動手段と言えばタクシーか地下鉄です。日の丸交通株式会社というところだそうです。ネットでも日の丸交通株式会社の評判もよく、なかなか働きやすい職場のようです。

基本的に我々サラリーマンは地下鉄を利用しますが、タクシーのお世話にもなります。友人はタクシー運転手に転職したというのです。

驚きました。上京して大学を卒業後それなりに大きな会社に入社したのに、なぜタクシー業界に転職したのだろうと。

友人の話を聞くと東京のタクシーは常に仕事があるので基本給+歩合で相当稼げるらしいのです。今私が会社で悩んでいることを話すと、それならタクシー運転手がいいよと言われました。

タクシー会社で勤めるには第一種ではなく第二種の運転免許証を取らなければいけません。これはなかなか難関で合格率は20%ぐらいだと聞きました。

運転には自信がありましたので、会社をやめて合宿に通い一発で第二種免許を取得しました。そして現在友人に口を聞いてもらってタクシー会社に転職し、毎日都内を走り回っています。

タクシー業界は稼げば稼いだ分だけお金がもらえるので遣り甲斐があります。私は運転をすることが好きですし、お客さんとの何気ない会話も大好きです。

この前は同い年ぐらいの30前後の綺麗な女性が乗ってきて趣味の映画の話で盛り上がりました。連絡先を聞きたいぐらいでしたが、そこは職務中なので我慢です。

今思うとなぜ、運転が好きなのに普通の企業に就職したのかわかりません。でもそういう人は沢山いるのだと思います。

東京に来たから大企業で勤めたら幸せというわけではなく、私にとってはタクシー業界で勤めていることが最大の幸せです。

もし友人の紹介がなければこうやって転職することもできませんでしたが、本当に運が良かったです。

これからも沢山の出会いを大切にして、若手タクシードライバーとして頑張って行きます。