お休みでしたが、特にする事がなかったので、お散歩に出ました。
道をとぼとぼ歩いていると、道端に大きな石があり、その上で猫が気持ちよさそうに寝ていたのです。
通り過ぎようかなと思いましたが、寝顔があまりにもかわいかったので、そっと近づいてみる事にしました。
逃げるかなと思いましたが、猫は相変わらずぐっすりと眠っていました。
しばらくじっと見ていたのですが、だんだん見ているだけでは我慢できなくなってしまったのです。
そこで私は、そっと猫の頭を撫でてみました。
起きるかなと思いましたが、そこまでしても猫は眠ったままでした。
これなら大丈夫だろうと思い、頭だけでなく体も撫でてみたのです。
柔らかくて暖かくて、良い触り心地でした。
私は更に調子に乗って、猫の尻尾を触ってしまいました。
そしたら大人しく寝ていた猫が急に起き、「ふんぎゃご」と言って逃げて行ってしまったのです。
この瞬間私は、イケないと思いました。
折角大人しく寝ていて触らせてくれていたのに、余計な事をしなければ良かったなと後悔しました。